非上場株式の「買取」と「仲介」は何が違う?株主から見た比較
非上場株式を手放したいとき、窓口となるサービスは大きく「仲介型」と「買取型」の2つに分かれます。仲介型は、業者が買いたい第三者を探してマッチングする方式です。相手が見つかれば市場実勢に近い価格が期待できる一方、買い手が見つからなければ成約に至らず、時間がかかることも珍しくありません。
買取型は、業者自身が買主になる方式です。買い手を探す期間が発生しないため、査定から成約までのスピードが速く、成約するかどうかが不透明なまま待たされることもありません。譲渡制限株式のように会社の承認手続きが絡む場合でも、買主が最初から固定されているため、手続きの見通しを立てやすいという特徴があります。
どちらが良いというより、「時間をかけてでも高値の相手を探したいか」「相手を確定させて早期に現金化したいか」という優先順位の違いです。相続税の納税期限が迫っている、会社や親族との接触をできるだけ避けたいといった事情がある場合は、買取型の方が実務上動きやすいケースが多くあります。